強調 (\emph)

情報リテラシ第一 / 情報リテラシ第二

論文のなかで強調したいフレーズや、論文のなかで初めて現れる専門用語は文章のほかの文字よりも目立つ表現を用いて強調します。タイプライターの時代には、このような箇所は太文字にしたり下線を引きました。ワープロが普及するにつれて、海外ではこのような箇所を斜字体(イタリック)で標記します。日本語の文章の場合は太文字を用いることが普通です。

pLaTeX で文章中の箇所を強調標記するためのコマンドが\emphコマンドです。このコマンドのパラメタに強調したいフレーズを与えればその場所が強調標記されます。例えば「モジュール性」という専門用語が論文中で最初に使われた箇所では\emphコマンドを利用して以下のように書きます。

従来用いられてきた\emph {モジュール性}に合併比率を加味するヒューリスティックを提案する。

するとpLaTeXはこれを出力して以下のように組版します。

>従来用いられてきたモジュール性に合併比率を加味するヒューリスティックを提案する。