IMAPというメール受信プロトコルを利用する場合に、原則としてメッセージは受信用メールサーバ上にある受信箱やその他のフォルダに保存されることについては授業で学んだことと思います。忘れてしまった人は、副教材を読んで復習して下さい。
Thunderbirdをはじめとするメールソフトを利用すると受信用メールサーバの上にあるフォルダを閲覧することができます。フォルダは受信箱だけでなく、ゴミ箱、下書き、迷惑メール、送信BOX、などさまざまあります。Thunderbirdでこれらのサーバ上のフォルダを利用するためには、講読設定をしなくてはいけません。
Thunderbirdの購読設定を適切に行わないと、そのフォルダを参照することができません。この設定が不完全な場合、Thunderbirdがメールの下書きを下書きフォルダに保存しようとしても、そのフォルダが見えていないためにきちんと動作せず、メッセージ送信でエラーが出るなどのおかしな挙動に出会うことになります。
Thunderbirdを起動し、ファイルメニューから購読…を開いて下さい。フォルダ一覧の画面で、基本的なフォルダ(ゴミ箱、下書き、迷惑メール、送信BOX)をチェックして下さい。これらのほかに東工大メールのフォルダ作成機能を用いて作成したフォルダに保存されたメッセージを読みたい場合は、それらもチェックして下さい。
OKボタンをクリックして暫く待てば、購読設定したフォルダが見られることでしょう。
購読設定がすんだら、選択したフォルダの同期が始まります。しばらく待ってフォルダの内容が見られることを確認したら以下の設定をしてください。
ツールメニューから、アカウント設定項目を開いて下さい。
サーバ設定のメッセージの保存で終了時に受信トレイを整理するを選択して下さい。
送信控えと特別なフォルダのメッセージ送信時に自動的にコピーを作成するを選択して下さい。さらに、その他のフォルダを指定するを選択して、メールサーバ上の受信BOXを指定してください。
ここでの設定は、送信控えをメールサーバ上の送信済みトレイに保存することを意味しています。これにより、このThunderbirdで送信したメッセージを東工大ウェブメールや、ほかの機器からも確認できるようになります。